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2013.07.01

定例更新717 2013年初夏、三回目の玉川温泉

(京都うらみちあんない)

コンテンツ追加:京都裏道案内 356 遍照寺 洛西-嵯峨野エリア

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2013年初夏、三回目の玉川温泉

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 秋田県北部、山奥の秘境に玉川温泉はある。6月下旬に3度目の来訪となった。こんな不便な場所に何度も来るのは、数ある温泉でも最も思い入れがあるからである。

 初めて来たのは2006年8月。このときは衝撃であった。温泉地によくある歓楽的な雰囲気は皆無で、医者に見放された難病患者たちが湯治や岩盤浴を行うのである。火山ガスが立ちこめ、草木も生えない地獄のような中にござを引き、岩盤浴で病気と闘うのである。

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 源泉は大噴(おおぶけ)と呼ばれ毎分9千リットルという一つの源泉としては日本一の湧出量。ここから川のように流れている。

 泉質はPh1.05という日本一の強酸性。わかりやすく言えば普通に塩酸である。

 さらに周囲は世界では台湾の北投温泉とここだけに産する放射性の北投石が露出している。

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 二回目(2008年5月)と今回は玉川温泉にも入った。強烈な泉質なので、人によって皮膚が炎症を起こしたりただれたりする。
 一番やばいのは男女ともあそこだという。こわごわ入るが我が輩は大丈夫であった。
 飲むことも出来、10倍に薄めるがそれでもPh2、飲むとレモンのように酸っぱい。歯のエナメル質がダメージを受けるのですぐに口をすすぐ。
 この温泉水は販売もされており、初回と二回目は買って帰り、がんで闘病している母に少しづつ飲ませた。強酸性で細菌が生きられないので常温で1年以上放っておいても腐らないのには驚いた。
 母は4年前に亡くなったが、余命数ヶ月を宣告されてもなお2、3年生きたのはこの温泉水の効果もあったのかも知れない。

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 温泉地には、かつて無料の小さな露天風呂があった。初めて来たときは使われており、周囲に人がいるので足だけ浸かったが、二度目以降は使われていないのは残念だ。

 周囲は硫黄臭も立ちこめ、長期滞在者の車や家電製品が錆びるなど強烈なエピソードもある。

 温泉水は玉川毒水とも言われ、古くから秋田平野の農業に深刻な影響を与えてきた。田沢湖に玉川の水を入れたため固有種のクニマスをはじめ全ての魚が死に絶えたという悲劇も起こった。

 まさに劇薬のような玉川温泉。また機会があれば訪れたい。

 

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