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2012.08.04

2012年 初夏の八甲田山

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 青森紀行の続きである。青森市郊外にある八甲田山雪中行軍遭難資料館。これは日露戦争の前の明治35年、ロシアが日本に侵攻した時の防衛戦闘の訓練が八甲田山で行われた。ところが210名の隊員中199名が死亡するという凄惨な遭難事故となった。
 祖父が生前このことを言っていたのを思い出し、訪れた。
 資料館でその展示品や記録映画を見るが、冬期の山岳行軍とは思えない貧弱な装備だった(一応我が輩もワンゲル部OBなので)。それでも当時としては十分と言われた装備なので当時の日本がいかに貧乏だったか分かる。
 悪天候に様々な錯誤が重なり、悲劇に至った経緯が理解できた。遭難者の墓地を歩き、手を合わせる。
 日露戦争は当時世界最大の軍事力を持ったロシアとの戦いで、世界の誰もが日本は征服されると思っていた。それが、無数の血を流してギリギリの判定勝ちを収めた戦争だった。
 今の日本の礎はこういった無数の人々の犠牲や働きによって出来ているものだと改めて胸に刻む。

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 その後八甲田山地へ向かう。遭難事故ゆかりの地を巡り、田代湿原へ。あいにくの梅雨時期であるが、小雨で無風なのでまずまず快適に散策できた。
 丁度ワタスゲが満開(正確には花の後の綿毛なんで花ではないが)でなかなか綺麗。

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 八甲田連峰の東、田代高原のツツジの道を歩く。伏流水でできた沼の水が綺麗だった。
 レンゲツツジは旬は過ぎていたが、満開の株も幾つも残っていた。

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 南八甲田連峰のふもと、蔦の七沼。ブナの自然林と沼を巡る散策路を歩く。
 周囲の山をすっぽりと濃霧が覆い、何とも幻想的な風景。

(次回 2012年 初夏の南津軽 へ続く)

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