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2011.04.13

震災1ヶ月の東北地方 その1

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 あの3月11日の大震災から1ヶ月。岩手県に仕事で行った際、2日間時間を取って被災地に行くことにした。行っても邪魔なだけだし、何の意味があるのか分からなかったが、理屈でなく感情に動かされて行った。
 レンタカーを借り、一路三陸へ。
 国道は普通の景色だが、すれ違う車に自衛隊の車列や、日本全国のパトカーなど、さながら戦時の雰囲気が伝わってくる。
 釜石の中心部はまだ信号も消えており、道の両側に瓦礫が積み上がっていた。

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 橋は落ち、沖合の防波堤もがたがたになっていた。
 道路は迂回路や路肩崩落の片側通行で、渋滞箇所も多い。今回は最も被害の大きい東松島、石巻、南三陸、気仙沼、陸前高田、大船渡は断念した。あまりに道路事情が悪く、行っても渋滞を誘発するだけだと思ったからだ。
 信号も機能しないので、警察官が主な交差点で交通整理をしている。
 釜石市から、大槌町、山田町、宮古市へ抜ける。

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 大槌町からはさらに被害が深刻だ。本当に町が瓦礫に変貌している。
 風向きや場所によるが、時々ものすごい腐敗臭が漂う。そんな中を自衛隊の隊員が行方不明者の捜索をしている。
 自宅らしき辺りで、家財などを探している人たちもいる。言葉にならない。

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 右の写真の看板。あんな高いところが破損している。あんな所まで水が来たのだろうか。建物の上にも船が乗っている。
 ようやくたどり着いた宮古市役所に、持参した物資の小さな段ボールを持って行く。
 こんな僅かな物資。火事の火をコップ一杯の水で消すような無力感と恥ずかしさがあったが、託してきた。
 意味があったかは分からない。義援金や支援物資の供出もやったし、その方が効率的だろう。でも行かなかったら後悔していたに違いない。
 同じ思いの人がたくさんいるのを知った。伊丹空港発の花巻行きの便は満席で、到着した先の手荷物受け取りの回転台で、おびただしい段ボールが出てきた。
 ボランティア風の人、老夫婦、中年の男性グループ、学生グループ、我が輩のような個人、大勢の人が段ボールを抱えて空港を後にしていった。

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コメント

おつかれさまでした。

青い空が・・・かえって悲しさを助長しますね。
本当に、言葉なんか出てきませんね。

こんな状況で「頑張れ」なんて言える訳がない。
僕らは、ただただ静かに、継続してサポートしていく
しかないなと、この写真を見て改めて思いました。

投稿: nao | 2011.04.15 04:13

naoさん、こんばんは。

そうですね、地道に出来ることをしっかりやって行けばよいと思います。
また、普段の自分の役割を果たすことだと思います。

投稿: お兄さん | 2011.04.15 22:52

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